画像をクリックするとやや大きめな画像(320×240)がご覧いただけます。
文中の黒太文字が画像関連です。
2005年4月10日に開催された陸自練馬駐屯地創立記念行事...早い話が駐屯地祭のレポであります。
車で現地に向かい、駐屯地向かいにある練馬車検場に「駐車場」の看板が出ていましたので入っていったところ、招待券が無ければ駐車できないということでそのままスルーで出て、○○○の駐車場に車を止め、練馬駐屯地へ。結構な台数の車が勘違いして(知らずに)入っては出ていきました。
記念式典と訓練展示が行われるグラウンドに直行、ちょうど観閲式−都知事がいるので「閲兵」と言う方がはまっている(笑)−が始まったところであります。
(ミニ)観閲式は練馬に駐屯する部隊だけではなく、近隣の駐屯地から各種部隊が参加していますので、普通科(他国では「歩兵」)の行進に続いて高機動車、87式偵察警戒車、93式近距離地対空誘導弾(システム)、野外手術システムを搭載した73式大型トラック、82式指揮通信車、陸の花形74式戦車などが次々と観閲台の前を通過してはグラウンド外へ退場していきます。
観閲を受ける際の正式装備なのかもしれませんが、普通のトラックまで運転席に89式小銃を搭載していたのには驚きであります。んな事に気づくのはヲタだけかも知れませんが(^^;
さて、観閲式の後は、訓練展示でありますが、今年は昨今の趨勢を取り入れて、市街地戦という想定で状況開始であります。
市街地の民家(訓練展示では中が見えるように鉄骨にメッシュを張ったテントのようなもの)に立てこもったテロリストを掃討するために陸自に出動命令が下り(同時に周辺の道路は封鎖済みというアナウンスされる)、偵察隊のバイクが意味もなく敵前で派手なスタント走行を披露して、挙げ句の果てに偵察活動中に1人撃たれて転倒、負傷して後送されて行きました。
テロリスト側が化学兵器(毒ガス)を投擲、除染車3型と化学防護車が毒ガスを中和しつつ、74式戦車、87式偵察警戒車の支援の下、ヘリボーンで普通科隊員(対テロ特殊部隊?)が敵前に降下、家屋への接近を図ります。
テロリスト側の対戦車兵器によって74式戦車1両が被弾炎上(赤い煙幕を展張)するものの、荷台に装甲板を立てた高機動車に搭載したMINIMI5.56mm軽機関銃の援護を受けながら、普通科隊員が家屋に突入、テロリストを制圧して状況終了であります。
テロリストを制圧するのに動きの鈍い戦車を持ち出したり(若しくは「鶏を割くのに牛刀〜」かも)、なんぼ荷台に装甲板を追加しても運転席周りは無装甲の高機動車が前線に突っ込んでいったり(←これこそ軽装甲機動車の出番)一部無理があったような気もしますが、訓練展示としては面白かったと思われ。
状況終了後、出店の焼きそばを食べ、装備展示場で衛生隊の方に血圧を測ってもらいましたが、上はともかく下が3桁というのはやはり問題があるものと思われ(泣)
【叢書2005/4/10より抜粋、加筆修正】