(諸般の事情により画像メインのレポートです)

  地 上 展 示 (概ね展示場左側から)

 

E-2C P-3C C-1 ブルーインパルス OH-6D
OH-1 AH-1S KV-107U SH-60K CH-47J
F-15J F-4EJ改 U-4 U-125A T-400
 
T-4 T-7 YS-11FC UH-60J  

 

  飛 行 展 示

 

Diamond Take Off & Dirty Turn Diamond Take Off & Dirty Turn Roll on Take Off Fan Break Rain Fall
Change Over Loop 4 Ship Invert Wide to Delta Loop Delta Roll Tac Cross
Rolling Combat Pitch Cork Screw C-1機動飛行 C-1機動飛行 空挺降下

 

  機 内 展 示 等

 

C-1後部ランプ C-1機内座席 C-1操縦席 CH-47機内 CH-47後部ランプ開閉装置
CH-47操縦席 T-4パイロン T-4射出座席 F-1ランディングギア SH-60K機首
   
SH-60K説明
(SUPER AUKと言うらしい)
今年も出ました折りたたみ自転車 きちんと用途の説明があります    

 

  Liner Note

Note.1 前書き
 去年はウインタージャケットを着て行ったのですが、今年はまだ薄手の3シーズンジャケットでOKという暖かさというか寒さ。
 今年も「航空祭専用機」と化しつつあるZZ-R400で航空祭開始時間の0900時少し過ぎに入間基地に到着、昨年同様正門警衛所前にある駐輪スペースにZZ-R400を止めて基地内へ。
 西武池袋線脇の売店エリアでブルーインパルスのガイドブックと駐機場近くの売店エリアで「「知っとこ」で紹介されました」と書かれていた自衛隊おでん缶を買って駐機場へ。


Note.2 地上展示機
 地上展示機はいつもの顔ぶれですが、今年の目玉は海自の最新哨戒ヘリSH-60Kでした。胴体の延長(ストレッチ)はあまり目立ちませんが、機首や機体のあちこちに増設されたセンサー類と先端が複雑に折れ曲がったローターが非常に目立ちます。胴体横に張り出しているスタブウイング上面だけダークグレー塗装されていますが、これはその上にあるバブルキャノピーから海面を観測する際の反射防止のためと思われます。
 それと空自の最新初等練習機T-7も展示されていました。
 今年も百里のイーグル、RFファントムの参加が無かったのが残念です。

Note.3 機内展示
 今までもやっていたと思いますが、初めて機内展示の列に並んでみました。
 C-1輸送機→CH-47輸送ヘリ→T-4練習機→F-1支援戦闘機の順に見て回るようになっており、F-1以外は入間基地所属機です。
 C-1とCH-47は貨物室と貨物室から見える範囲での操縦席、T-4とF-1はコクピット周りが見学可能となっています。ただしT-4とF-1はキャノピーを閉じた状態で展示されていますのでコクピットをクリアに撮影することは混雑状況を考えるとかなり困難です。
 私は展示区域に着いて直ぐに並んだのですが、全て見終わるまで1時間以上かかってしまいました。

Note.4 飛行展示&空挺降下
 私が「輸送機のアクロ・チーム」と評するC-1輸送機の機動飛行は今年も健在。スピードや機体間隔はブルーインパルスに及びませんが、大型機が低空を高速でフライパスしたり、水平開花したりと迫力満点。
 午前中のハイライトの空挺降下は見慣れるとやはり降下した後に一工夫が欲しいところです(滑走路を占拠した敵勢力の背後に降下、制圧くらいの状況設定があれば...)。
 U-125とUH-60Jのコンビで行われた救難飛行展示ですが、UH-60Jが白と黄のいわゆる「イエローホーク」ではなく、F-2戦闘機と同じ青系の2色迷彩仕様でした。
 民航からは引退したYS-11も飛行点検隊など自衛隊ではまだまだ現役で、デモフライトにも参加しています。

 航空祭のハイライト、ブルーインパルスの飛行展示ですが、午前中のヘイズも晴れ、雲も風もほとんど無いという絶好の状況下で第一区分(フル・ショー)の展示となりました。
 キューピット・アローやスタークロスに観客から大歓声というか大きなどよめきが上がります。
 ここ2〜3年は今日ほどの天候には恵まれず、その前は事故の影響で4機体制での展示だっただけに大満足です。
 ガイドブックに各科目の説明が書いてあるのですが、演技のシメ、ブルーインパルス伝統の「ローリング・コンバット・ピッチ」を「
ロリコン」と略すのは如何なモノか(^^; 確かに縮めればロリコンですが、「…オレが好きなのはロリコンだよ!何と言ってもロリコン!」って知らない人が聞いたら通報されかねません。

 ブルーインパルスの飛行が終わると航空祭も終了、例年はこの時点で帰っていましたが、今年は外来機の帰投を見てから帰ることにしました。
 お目当ては陸自の観測ヘリOH-1で、早々に帰投したOH-6、AH-1Sに次いで、少し時間を空けてからOH-1帰投。地上展示は去年も見ていますが、飛んでいるのは初めて見ました。

Note.5 犠牲にしたもの
 実は今回の航空祭で犠牲は少し大げさですが、諦めたものが2つありました。
 一つは、ブルーインパルスのメンバーのサイン。
 展示区域に到着した時点でメンバーのサイン会は始まっていたのですが、機内展示の列に並び、見終わった時点ではサイン会も終わっていました。
 もう一つは、大盛で有名な「古都」に行くこと。
 当初はブルーインパルスの飛行展示後、速攻で基地を脱出して古都に行くつもりだったのですが、外来機帰投(実際はOH-1まで)まで残っていたため、この後のスケジュールとの関係で断念しました。

Note.6 困ったちゃん(後書き)
 入間基地は交通の便が良すぎるくらい良いので、例年20万人前後の人出があります。今年は誰が数えたのかは知りませんが22万人だったそうです。
 ピクニック気分で来られる方も非常に多く、11時くらいになると花見の場所取りの如くエプロン一杯にレジャーシートが敷かれ歩くこともままならない状況になってしまいます。
 中には飛行展示そっちの気で酒盛りしたり、2〜3人で8畳間くらいの広さを占拠して寝ていたり、アウトドアで使うような大きな折りたたみベンチまで持ち込んでいる輩もいます。また火気厳禁にもかかわらずタバコを吸っている人もいます。
 今まで問題視されていた脚立持ち込みはかなり減ったように思えるのですが、こうした航空祭特有ではない一般的なマナーの悪さが目立つようになりました。

 また、敷地内を西武池袋線が横断するため、踏切前にもロープを張って踏切への流入者数を制限しているのですが、このためメインストリートが元旦の明治神宮並みに混雑します。 確か東武伊勢崎線(竹ノ塚駅)の事故以降、この措置がとられたのではないかと思いますが、短時間に数万人が集中する場所ですので安全確保上、やや過剰であっても仕方ないと思います。
 私の左後方1mほどのところにいたオヤジが何度も「何やってんだよ!」とか「早くしろよ!」と叫んでいます。文句を言いたいのは誰もが同じだと思いますが、そこで文句を言ったところで事態が改善する訳でもなく、 延々聞かされるこっちが苛つきますので相手は年上でしたが「うるさいから黙ってろ!」と一喝して黙らせました。
(「では、アナタの言うとおりにして万が一事故が起こった場合、アナタに全ての責任を負ってもらいますがよろしいか?」とまでは言いませんでした)

 年に一度の航空祭ですので皆さん楽しく過ごせるようにしましょうよ。

  お ま け

みんな仲間(画像は大きくなりません)

  


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