Hangar No.6


A-129  MANGUSTA
【イタリア陸軍】
(イタレリ 1/72)

▼実機について
 イタリア陸軍の最新鋭対戦車ヘリコプター。イタリア陸軍で100機以上、オランダ陸軍でも20機程度採用されている。
 最新型のA-129インターナショナルでは、機首下に20o機関砲を標準装備し、ヘルファイア対戦車ミサイルの発射能力の付与の他、メインローターが4枚から5枚に変更されている。
 「マングスタ」のネーミングは、コブラ(AH-1シリーズ)を喰うマングースから(日本だとハブだけど)。

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▼製作ログ
 ようやく涼しきなってきた(私の作業部屋は2階で熱が溜まる上にエアコンが無い)ので、プラモデル製作を再開しようと、作りかけキットを見てみれば、EF-4S(F-4S改造)、XT-4(○号機に改造中)、VF-1A(アクロチーム、飛行姿勢)と手間のかかる改造機ばかり。
 そこで、リハビリを兼ねて、とにかく短期間で完成できるキットをと思い、ストックの中から探し出してきたのが、このA-129マングスタ。
 小型の攻撃(対戦車)ヘリなので、胴体左右を張り合わせて、オリーブドラブ単色を塗装すれば完成するのと、自衛隊機や米軍機のように手元にデータが無いので、ディテールアップしようにもできないところがチョイスした理由(後者の理由はモデラーに
あるまじき理由か?)。余談ではあるが、いつもファントムだT-4だと言っている割にはヘリも嫌いではなく、自衛隊で採用されているヘリを中心にUH-60シリーズ、AH-1S、MH-53E、EH101などがストックされている。
 とはいいつつも、製作中にインターネットでマングスタのデータを漁っていたところ、機首下ターレットに20o3砲身機関砲を右に向けながら射撃している写真があまりにもカッコイイので、幸いにも(?)フジミのAH-1Sが
不良債権化していたため、機関砲だけパーツ取りしてこようかとも考えたが、また収拾のつかないことになりそうなので、何とか思いとどまった。
 そのかいあってか、実質製作期間約7日間ほどで完成。
 7〜8年前になるが、やはり一時プラモデル製作を中断していて、再開するときに、同じくイタレリのラファールを作った覚えがある。私にとってイタレリは”癒し系モデル”かも知れない。最新作のF-5A(元エッシー)もしっかり買っているし。

 全体的に勘合性(合い)は良好だが、キャノピーと胴体の合いが良くないため、多少押しつぶし気味にやや強引にキャノピーを接着し、隙間にポリパテを充填し成形。
 ヘリコプターらしく、機体各所に凸リベットのモールドがあるが、接着、成形の際にどうしても消える部分については、凹リベットにて再現。キャノピー周りにもびっしりとリベットが打たれているが、キャノピー接着、成形の際に消してしまうと再現が大変なので、リベットを消さないようにセロテープで保護してから作業。
 そもそもストレート組みで仕上げることが目的のため、ディテールアップは一切していない。
 塗装も説明図の指示通りだが、機首のセンサーターレットの透明部分の塗装指示が黄色なのはどう考えてもおかしいので、スモークグレーで塗装。なお、後発のタミヤ版でもこの部分の指示は変わっていない。
 機体全面はオリーブドラブで塗装後、暗いオリーブドラブをパネルラインに沿って吹き付けた。汚しは特に入れていないが、 攻撃ヘリはAFV的な汚しを入れた方がいいのかも知れない。



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