Hangar No.9
C-130H
HERCULES
【イラク復興支援派遣輸送航空隊】
(ハセガワ 1/200)
Roll Out 2004/3/25
▼実機について |
原型機の初飛行が50年前の1954年と古いものの、世界60ヶ国以上で現在も使用されている傑作輸送機。H型の初飛行は私が生まれた1964年。 航空自衛隊では、1981年に導入を決定、1984年以降98年までで16機を導入。なお、最後となる16号機はロッキード社で生産された最後のC-130Hでもある(以降はC-130Jに生産を移行)。 空自に導入されたC-130Hは、全機小牧基地の第401輸送航空隊に配備されている。 〔イラク復興支援派遣輸送航空隊(Iraq Reconstruction Support Airlift Wing)〕 イラク復興支援業務に関しては、15年12月24日、小牧基地において小泉総理、石破防衛庁長官等を迎え、イラク復興支援派遣輸送航空隊の編成完結式、隊旗授与式、結団式を挙行、16年1月22日に派遣隊員第一陣110名が政府専用機でクェートに向け出発(23日クウェート ムバラク基地到着)、1月26日輸送航空隊本隊第二陣、C-130H3機が小牧基地を離陸(1月30日クウェート到着)、以後現地で訓練を行った後、3月3日支援物資を搭載したC-130Hがクウェート(アリアル・サレム飛行場)からイラク(タリク空港)まで飛行、新生児保育器、心電計、顕微鏡などの医療器材を陸上自衛隊に引き渡し、無事初任務を終えている。 IRSAWのC-130Hは、ミサイル近接警戒システムとして、AN/ALR-56Mレーダー警戒装置(RWR)、AN/AAR-47ミサイル接近警報システム(MAWS)、AN/ALE-47(V)ディスペンサーシステム(CMDS)が追加装備(若しくは同等の装備)されている。 AN/AAR-47ミサイル接近警報システムは機首コックピット下の窓左右一対と垂直尾翼付け根左右に装備、AN/AAR-47ミサイル接近警報システムは前輪左右、主翼下の増槽パイロンに装備。 その他、コクピット後方の緊急脱出用ハッチに警戒用のバブルキャノピーを取り付け、地上からの携帯地対空ミサイル対策として、空にとけ込む水色一色の塗装が施されている。 |
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▼製作ログ |
ハセガワの1/200ロッキードC-130Hハーキュリーズ(航空自衛隊)+Flying Papa’s製デカール。 昨年末にこの特別仕様機が公開され、Flying Papa'sからデカールが出たため、1月キットとデカールを笹塚のホビーセンターえんどうで購入。 基本的にはほとんど素組みで、胴体上下、エンジンナセル下のアンテナ類を金属線で付け直し、エンジンナセル上面のアウトレット(?)がペーパーがけで消えるため、プラ板で作り直した程度。 特別仕様機への改造部分は、上述のとおり、AN/AAR-47、AN/ALE-47とバブルキャノピーの追加。 AN/AAR-47はコクピット下部窓と垂直尾翼付け根を加工して、伸ばしランナーを輪切りにしたものを接着。
前輪両側のAN/ALE-47は航空誌に掲載された写真を参考に追加、実物はもう二回りほど小さい(笑)。チャフ・フレアカートリッジを装填してなければ取付枠だけとなるのだが、このスケールで枠だけ作るのは私の技術からして困難なのでカートリッジを装填したものとして黒く塗ってごまかしてある。増槽パイロンに装備されたディスペンサーはプラ板の小片を三角形に加工して接着。とりあえず写真で確認できているパイロン外側のみ装備。 |