Hangar No.18


F-2B
【JASDF 21SQ】
《東日本大震災 被災修復初号機》

(ハセガワ 1/72)

Roll Out  2019/11/17

▼実機について(ざっくり)

 F-2Bそのものの解説は略。

 2011年3月11日に発生した東日本大震災で松島基地も被災し、当日基地に駐機されていた全28機も被災、水没。
 被災機の内訳は、F-2B×18機、T-4×4機、U-125A×2機、UH-60J×4機。
 第11飛行隊/ブルー・インパルスは翌日に予定されていた九州新幹線の全線開通イベントのため福岡県芦屋基地移動しており、当日松島基地にあった予備機1機が被災。
 被災したF-2Bを分解調査の結果、18機のうち13機が修復可能と判断され、三菱重工において修復作業が行われた(その他の機体は廃棄処分)。
 2015年4月21日に三菱重工業小牧南工場で修復を終えた最初のF-2B(03-8106)の防衛省への納入式典が行われた。

(参考 Wikipedia等)

画像をクリックすると大きな画像(800×450)がご覧いただけます。


    

    

▼製作ログ

 手元に残っている画像データによれば、2013年1月に製作開始。
 この時点で東日本大震災で被災後、修復したF-2Bにすることは決めていたのですが、当時は修復することが確認出来ていた124号機(33-8124)にする予定でした。
 と言うより、それを作るためにF-2Bの製作を始めました。

 当時のブログが閉鎖になっているので手元に残っている写真で確認すると、基本の迷彩塗装まで終わった2014年4月から放置状態。

 柏崎で製作再開してからの作業は、エンジンノズル、キャノピー、脚回りの塗装、デカール貼り程度。

 翼端の放電索とレドーム両側のAOAセンサーは略。
 搭載は訓練機らしく、センタータンクと翼端にAAM-3のみ。

 問題はデカールで、2013年の時点でデカールが黄変していたので新しいデカールを用意したのですが、現時点ではそれですら黄変が始まっていたので、UVライトに曝して何とか処理したのですが、やはり劣化は否めなく主翼や胴体後部のラインが切れてしまいましたが、そこは想定内。
 機体はクレオスの専用カラーで塗装したのですが、半ツヤなのでその上にデカールを貼ってシルバリングを起こしてしまったのが反省。
 次回からは一旦ツヤありクリアでコーティングしてからにします。

 マーキングは当然第21飛行隊機なのですが、デカールを貼る段になって124号機の詳細が確認できなかったので、修復(納入)初号機になる106号機に決定。
 デカールに109号機があるので、6と9をひっくり返して対応。厳密には6と9では若干字体が違うようです。
 部隊マークはMHIの納入式典の時点では記入されていないので、ノーマークです。
 

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