File30 てんちょの”ツボ”

らっこ屋てんちょ流模型製作のツボ(コツ)です。

既に実践されているモデラーもいるかと思いますが、多少なりともお役に立てば幸いです。


1.カラー・ペーパー

 模型製作に欠かせないのがペーパー掛け。私は専らDIYショップや模型店で売られている1枚100円前後の耐水ペーパーを使っているのですが、目の細かさを除けば、裏面に印刷された番手(400とか1000とか)以外全く同じ商品なので、小さく切って使うと「このペーパーは何番のペーパーだっけ?」と分からなくことがしばしばあります。特に400番と600番というように番手が接近しているペーパーでは、少し使い込むと全くと言っていいくらい区別がつきません。
 今までは、裏面に”4”とか”6”という数字を一杯に書き込んでおいて、小さく切っても分かるようにしていたのですが、それをさらに一歩進めて、 裏面に「400番は赤」「600番は青」というように固有の色を塗ってしまおうというわけです。
 エアブラシで一面に塗装してもいいかもしれませんが、溶剤による湿潤などを考えるとカラーマジックで適当に線を入れるだけでもいいと思います。
 高価なフィニッシング・ペーパー(フィルム)では既に実用化されていますが、フィニッシィングペーパー・セットを出しているタミヤさんがやってくれていもいいような気もするのですが...

2.脚収納庫の塗装

 一応飛行機モデラーですので(笑)、毎度毎度脚収納庫の塗装があるわけです。
 模型誌の記事では「脚収納庫を塗装し、マスキングして下面を塗装」と書かれており、これが一般的な手順かと思いますが、脚収納庫を隙間無くティッシュやゾル、テープでマスキングするのが苦手な私は、先に下面塗装をしてから脚収納庫周囲をマスキングして最後に脚収納庫内を塗装しています。
 F-4ファントムをはじめとした現用機では、グレー系の塗装が多く、下面塗装が下塗りも兼ねることが多いのと、広範囲をマスキングする必要があるものの、基本的にはマスキングテープで脚収納庫に蓋をしてカッターで切り抜くだけというマスキング作業としては簡単なことが理由です。
 下面がダークグレーやグリーン系の迷彩塗装でも一度軽くライトグレーを吹く程度で白を塗っても大丈夫です。
 多少手間(時間)がかかりますが、低圧エアとエアブラシのニードルを絞り込むことで、周囲への塗料の飛散も防げるので、マスキング面積をある程度減らすことも可能です。

3.塗料の管理

 多くのモデラーがグンゼ産業の「Mr.カラー」を使用していると思いますが、ここ十年来の特色シリーズの増加で塗料の数は増える一方で、自分で塗料を調合する手間は省けるものの「あれ、○○番ってあったかな?」と塗料箱の中を引っかき回したり、無いと思って買ってきた塗料がまだあったりしたことは数えきれず。
 そこで、模型店からカラーチャートをもらってきて、所有している塗料に○を付けて現有塗料の一覧表にしておけば一目瞭然。
 番号と名前が重要なので、コピーした紙(カラーでなくてもいい)でもOK。鉛筆でマークしておけば、塗料を使い切ったところでマークを消して「在庫無し」にもできます。
 タミヤのエナメルカラーでも同じですね。

2001.6.28up


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