File32 第41回静岡ホビーショー前後

 各社のweb、模型雑誌からの情報で、残念ながら実際に行ったわけではない。

 何と言っても、やられたのはハセガワのバルキリー・シリーズでデカール替えで製作中のアクロバット・チーム”エンジェル・バーズ”の7月発売が発表されたこと。
 アニメでは省略されていた機番、エンブレム、チーム名のロゴが入る。普通に飛行機モデラーをしていれば(?)、やはりこの点は気になるところで、実機と同レベルに仕上げようとすると避けて通れないポイント。
 機番は何とかなるし、エンブレムは小さいので省略するかそれらしいエンブレムをどこかから流用することもできるが、チーム名のロゴだけは流用不可能。
 となれば、手書きか自作デカールということになるが、ブルー・インパルスやブルー・エンジェルスなどは機体の目立つ位置に流麗な書体でチーム名が入っているので、私の腕では手書きで左右対称に書き入れることは100%不可能なので、PCでロゴを自作してクリアデカールに印刷して使う他無いことになる。幸いにもインクジェットプリンタ用のクリアデカールがあるのでやろうと思えば可能なのだが、私のPC操作能力、プリンタの性能からしてできたとしてもしょぼい仕上がりになっているのは間違いないので、ここはラッキーと割り切った方がいいのか。
 蛇足までにチーム名の表記位置はノーマル機ではエンジンナセル(脚)の「U.N.SPACY」と入っている部分に入れるつもりでいたが、ハセガワ版でも同じ位置に入るようになっている(というかそこしか考えられない)。
 ABのデカールとVF-1Aノーマル機のデカールを入れ替えて1機だけにするか、デカールを1セット追加して飛行姿勢と地上展示の予備機という2機構成とするかは未定。
 考えてみれば、F-4などの記念塗装機などでも、ノーマルキットとデカールメーカーから出たデカールを大枚はたいて買い込んでおいたら、後でそのものズバリのデカール替え版が出て、随分と泣かされた覚えが...   結局、旬のモノは旬のうちに作っておかないとダメという好例になってしまった。

 青島文化教材社からは、懐かしの日産レパードの「あぶない刑事”港302”仕様」が発売される。
 しかし放映当時発売されていたレパードのキットに既に”港302”のナンバーがデカールで付属していたので真っ新の新企画ということではない。
 これば自分が当時同じことをやろうしてビデオでナンバーを確認してキットを買いに行ったら同じナンバーが入っていたのを確認しているので間違いない。
 ただし当時は”あぶない刑事”とは銘打たれておらず、単なるレパードのキットとして売られていたので、港302を作ろうとした物好きだけしか気付いていなかったのではなかろうか。
 さすがに今回は、ナンバーの他に赤色回転灯や自動車電話(!)がパーツとして追加されるということなので、完成度としては高くなる。

 タミヤからは特に私の気を惹くようなキットのアナウンスは無し。いつになったら1/32のF-4EJが出るのだろう。
  それと私が熱望している高機動車は相変わらず出る気配なし。93式近距離地対空誘導弾や96式多目的誘導弾システムなどバリエーションも増えてきているし、PKO業務で大量調達されたとも聞いているので、何とかならないものだろうか。高機動車がダメなら軽装甲車でもいいんですけど...
  世界に誇る技術を持ったトップメーカーが自国の兵器装備のキット化で隣国に遅れをとるのも如何なものか。

 これとは逆にピットロードからはグランドフォースシリーズとして陸自の89式装甲戦闘車が発売されるが、これは前回書いたトランペット社のキットであることは間違いない。

 陸自AFV冬の時代はいつまで続くのだろうか...

2002.5.25up


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