榛名湖畔にて。右からV-MAX、VTR250、ZZ-R1100、ZZ-R400
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かねてからカミさんの友人RIDER1052さん(ヤフー掲示板でのログインID、以下同じ)に「ツーリング計画があったら連れていって下さい」とお願いしていたところ、5月下旬に「ヤフー掲示板のツーリングオフが6/2にあるけどどうですか?」とお誘いをいただく。
ルートは、朝9時に関越自動車道嵐山PAに集合の後、草木ダム、日光を回って榛名湖まで行き、同じく関越道上里SAで解散という、自宅から関越道東松山ICまで1時間弱の私にとって非常にありがたい(楽な)集合、解散となっています。
今回の参加者は私とほぼ同世代の人達ばかりということなので結構楽しめそうであります。
件の掲示板にご挨拶がてら参加表明の書き込みをさせていただくとともに、よもぎ会メンバーの玄三氏にもお誘いのメールを出してみたのですが、あいにく仕事で参加できないとの返事が...ざねん、ざねん。
今回のツーリングは地元に詳しいV-MAXのhimajinRIDER氏、VTR250のKT503Rさん、ZZ-R1100のRIDER1052さん、そしてZZ-R400の私(raccoya_tencho)の4人(台)でのツーリングとなりました。
さて、当日の天気はまず雨の心配が無い天気のようですので、KT503Rさんから必携と言われていたレインウェアは装備から外してしまいます。多少の雨だったらZZ-Rのカウルに隠れて走ればなんとかなるでしょう(^^;
当日、6時起床の予定が遠足に逸る子供のように朝5時頃から目が覚めてしまいます(笑)
9時に嵐山PAに集合ですので、新参者が遅れるようなことがあってはいけませんので、余裕をみて7時半にウチを出ることにします。
久しぶりにバイク乗りらしい格好をしたので、出発前にその姿をカミさんにデジカメで撮ってもらうことにします。ひょっとするとこれが生前最後の姿になるやも知れぬと思いながら出発(^^;
R17(国道17号線)に出て、暫く鴻巣方面に走ったところで給油。今日はエンジンを酷使することになりそうなのでハイオクを入れることにします。ハイオクを入れたからといって効果覿面ということもないのでしょうが、まー気分、気分(笑)
北本市から東松山市に抜ける道を走り、東松山ICまで30分もかからずに到着。まだ集合時間に1時間近くありますが、途中で時間を潰す場所もないので、とりあえず関越道に入り嵐山PAを目指すことにします。
関越道に入ればすぐに嵐山PAであります。時間は8時を少々回ったところ。二輪の駐車スペースにZZ-Rを入れ辺りを見回しますが、さすがにこの時間ではそれらしい人(バイク)はいません。
カップ式自販機でいつものコーヒー(アイスコーヒー、コーヒー濃度最大、砂糖最小、ミルク無し)を買い、時間を潰していると、今回ぎりぎりで不参加になったbodyguard_k氏の運転する車に先導されKT503Rさん到着。
次いで今回の道案内役himajinRIDER氏が到着するも、二輪スペースにいた我々(というかbodyguard_k氏とKT503Rさん)に気付かず、駐車場の端まで行ってしまう。
最後にRIDER1052さん到着。皆さん時間前にご到着。
暫しだべった後いよいよ出発であります。
案内役himajinRIDER氏を先頭に、KT503Rさん、RIDER1052さん、殿(しんがり)に私ということで出発します。
自分的に言えば、フライトリーダー兼第一エレメント隊長himajinRIDER機、僚機KT503R機、第二エレメント隊長RIDER1052機、僚機raccoya_tencho機ということになります。
ちょうど4台の千鳥足フォーメーションが、2個フライトがルース・デュース隊形で縦に並んで飛んでいるのと同じでありますが、ここを読んでいる人には何の事やらさっぱりわからないかと思います m(_
_)mペコチャン
それはさておき、図らずも最後尾という従軍ツーリング報道班員としては絶好のポジションでありますので、予め首からさげておいたデジカメを左手で逆さまに構え、ファインダーを覗かない”腰だめ”でシャッターを切って高速走行を撮影。ハイ手ブレしまくっていますね。もちろん良い子はまねしちゃだめだよ。
嵐山PAの先にある花園ICで関越道を出る。東松山ICからの高速料金500円をクレジットカードで払う。
R140を太田市方向に進み、見送りに来ていただいたbodyguard_k氏と途中で別れ、熊谷警察署前のR17との交差点を直進、ここからはR407となるようです。因みにここを右折して大宮方向に進めば小一時間で自宅なんですが(笑)
今回のツーリングは、地元のhimajinRIDER氏以外は地理に不案内ということで、全員がライダー必携のツーリングマップル(私のが一番古かった)持参ではあるものの、「次は○○で集合、それまでフリー走行」と言うわけにもいかず、4人(台)で密集編隊を組んで走ります。
今までの走行距離のうち、渋滞すり抜け走行が約7割を占める私と違ってすり抜けが苦手な人(&バイク)もいますので、市街地では車の流れと同じくらいになってしまうため以外と時間がかかってしまいます。
R122に入り大間々町を過ぎると交通量も少なくなり、ペースも上がります。
嵐山PAを出発してからそろそろ2時間近くになり、身体の節々が痛くなってきたところで第一ポイント草木ダム到着。
himajinRIDER氏の話しによると、ここは日本最悪の宗教テロ集団が製造した小火器(ソ連のAK47のパチモン)の部品を捨てた場所らしく、こんな看板があります。
しばしの休憩後、R122を快適に流しながら日光を目指します。
R122を「第二いろは坂(上り)」に入る細尾交差点で左折し、すぐ側にあるSSで私を除く全車が給油。特にタンク容量が小さいhimajinRIDER氏のV-MAXは辛そうであります。航続距離が短いため、ドーバー海峡を越えてのバトル・オブ・ブリテンで苦戦したドイツ空軍のメッサーシュミットのようであります。またまたマニア以外解りにくい喩えですね(^^;
さて、航続距離に不安が無くなったところでいよいよいろは坂に突入。今だから言いますが、すり抜けは得意でも峠は苦手な自称シティー・ライダー(笑)としては今回幸いにも最後尾で、無様なライディングフォームを皆さんに見られることがないのがせめてもの救いです。
おまけに、私のZZ-R400がライダーの体重を含めたパワー・ウェイト・レシオが4台の中で一番低い(笑)ので3人がするすると峠を登っていくのに対していつもの市街地走行の癖ですぐにギアを高くしてしまう私は、頻繁にギアチェンジをするためガクガクした挙動になってしまいます。みっともないことこの上ありません。
正午過ぎ、華厳の滝到着。まずは腹ごしらえと、道沿いにある食堂で昼食、とりわけここで書くほどの味ではありません。
折角来たのだからと華厳の滝を見て、茶屋でソフトクリームをパクついてから駐車場に戻ります。
次の目的地、沼田街道沿いにある「吹割の滝」を目指して出発します。
日光ロマンティック街道という走るこっちが恥ずかしくなるような道を走って、金精峠へ向かいます。金精道路に入ると気温が下がり始め、途中には残雪があちこちで見られるようになり、おまけに天気まで怪しくなってきます。
革ジャンやフリース持参の3人と違ってあちこちにエアインテークが付いた3シーズンジャケットの下に長袖シャツだけという山をなめきった装備でやってきた私は寒さで意識が朦朧としてきて(だいぶ大げさ)、途中でネズミ取りをしていたのもパトカーを見てから気が付く有様。もっとも一台前がバスでしたのでスピード違反を心配するようなスピードは出ていなかったのですが...
峠を越え、丸沼高原を下り、トウモロコシ街道と呼ばれるR120をひたすら下ります。街道の左右には立ち寄りできる温泉施設が何軒かあり「あー温まりたい」と思うのですが、「温泉」は今回のツーリングの目的に入っていないので、残念ながら今回は見送る−通り過ぎる−ことに。
気が付くと華厳の滝を出発してから1時間ほどになるのに1度も停まっていません。今まで走ってきた道に信号が無かったからと言えばそれまでですが、沼田街道に入ってからも信号が全て青でしたので、結局吹割の滝まで約50kmを片足すら着かずに無停止進撃することになりました。一般道ではそうそうあることではありません。
吹割の滝に到着し、ドライブインの駐車場に入ると奥の未整地駐車場に誘導される。ここのアスファルト敷きの駐車エリアは駐車料金を取るらしい。ただでさえ車体が大きく重いため取り回しが苦手なZZ-R1100のRIDER1052さんは”鬱だ死のう”状態に。それでも何とか出やすい位置にZZ-Rを止め、吹割の滝に向かいます。
吹割の滝は川の途中に段差があって落水しているので、目の高さで見ることができる珍しい滝であります(表現的には上手くないので画像を見て下さい)。
さて、ここからは最終目的地榛名湖を目指すことになりますが、himajinRIDER氏の提案で、少しばかり遠回りをして赤城山大沼に寄ってみることにします。
赤城山大沼に到着した頃にはそろそろ陽も傾き始めており、少し遅くなっても初志貫徹で榛名湖まで行くか、「軟弱者!」とビンタされようがここから帰路につくか少し迷うところでありましたが、結局「初志貫徹」ということで榛名湖に向けて出発します。
家畜小屋の隣りにラブホテルが立ち並ぶ赤城道路を前橋市方向に向かっていると、やたらとブレーキを踏む車が前方に...ちょっとしたカーブでもブレーキを踏み、さらには何もない直線でも時折ブレーキング。思わず最後尾から3台をまくって前に回り込んで「ワレ、何やっとんじゃあ!」(こういう時は関西弁)と言いたくなるような状態が延々続く。
後で1台挟んで後ろに着いていたhimajinRIDER氏の言によれば、制限速度をちょっとでも超えるとブレーキを踏んでいたとか...遵法精神は誉められるものの、その方法は誉められません。
去年のGWから1年ちょっとの間に3回目となる伊香保を通り過ぎ、榛名湖へ。昨年の秋に団体旅行で来たときは非常に寒かったのですがさすがにこの季節ともなるとそう寒くありません。
ここで私が「温泉饅頭を買って帰りたい」と言ったため、伊香保温泉入り口にある「清芳亭」に寄り道。
先頭を走るhimajinRIDER氏には「伊香保温泉入り口の渋川方向から見て右側」、「いつも混んでいる」としか伝えていなかったにもかかわらず、迷わず停まったところを見るとどうやらここは超有名店のようです。
榛名湖を出発する時点で6時半に近かったため、ひょっとしたら閉店しているのでは思っていたのですが、閉店時間が午後7時でしたのでぎりぎりセーフ。カミさん用と事務所へのお土産用に2箱購入。
RIDER1052さん、KT503Rさんはバラ売りの饅頭などをいくつかお買いあげのようです。
さあ、後は給油して一気に高速だ!と思っていたらここまで来て、トラブル発生であります。
RIDER1052さんのZZ-R1100のエンジンがかかりません。幸いにも下り坂(でも下がったら登れない)でしたので、himajinRIDER氏が押し掛けをしてみますが、ウンともスンとも言いません。そうこうしているうちにだいぶ下ってしまいましたので、とりあえず3人がRIDER1052さんのところまでバイクを持っていったところで奇跡的に(?)エンジン復活。
解散地点の関越道上里SAまでガソリンが持ちそうにないhimajinRIDER氏、KT503Rさん、私が給油する間もRIDER1052さんは路肩でエンジンを回したまま待っています。
渋川伊香保ICから上里SAまで完全フリー走行ということで、「吠えろ!」とばかりにアクセルを開け、追い越し車線に入りますが、そんな調子をこいている私をあざ笑うかのようにRIDER1052さんとKT503Rさんが私の前をすっ飛ばしており、なかなか追いつくことができません。ZZ-R1100はともかくVTR250で飛ばすなぁ〜と思いながら、伊勢佐木IC手前から左車線に入り、一気にインから加速して前に出ます。
私が伊勢佐木IC手前で左車線に入ったのを見ていたKT503Rさんからは上里SAで「らっこ屋さん伊勢佐木で出ちゃうのかと思いました」と言われてしまいました。
ということで上里SAには一着で到着。himajinRIDER氏は私たちがかっ飛んでいくのを見て、制限速度でゆっくり走ってきたそうで最後に到着。
SA内のレストランで夕食。アルコールが飲めないのが辛いところで、himajinRIDER氏と私はノンアルコールビールで乾杯。ラベルを見ると、それでもアルコールが0.4%入っているらしい。
1時間ほど歓談してからいよいよ解散。皆様お疲れさまでした!
ここからもアクセル全開(に近い)で関越道を驀進。
「あっ!」と言う間に、東松山IC着。途中でコンビニに寄って22時過ぎ無事帰宅。本日の走行距離約400km、燃費は約26km/Lでした。
翌日は無理が祟ったのか、妙に熱っぽく半日ほどダウン。
後日聞いたところでは、上里ICで給油したRIDER1052さんはまたもやZZ-R1100のエンジンがかからなくなり、15分ほど往生したとのこと。
今回、何年かぶりにツーリングに参加させていただきましたが、やっぱりバイク(ツーリング)はいいですね。
今のところ我がZZ-R400は10年目になる再来年の車検まできっちりご奉公してもらう予定なので、これからも月イチ...隔月でもいいです(笑)くらいはツーリングに出掛けたいと思うところです。航空祭以外のソロツーリングはカミさんからブーイングが起きそうなので、誰か道連れを探す必要がありますが(^^;
それから、今回集まった皆さんのバイクは私のZZ-Rより綺麗に乗られていたのはもちろんのこと、私以外はマフラーやホイールなどを交換されており、完全ノーマル車は私一台(厳密にはSWボックスを交換しているんですけどね)という状態。
周りがそうだと、マフラーくらいは交換したくなってしまいます。
ホンダのモリワキ、スズキのヨシムラと並んで(古い?)カワサキと言えばKERKERで、ZZ-R系の左右2本出しのスタイルが気に入っている私は前々から交換するならスリップオンタイプと思っていたのですが、最近は駐輪スペースがフェンスと車に挟まれた狭いスペースなので、4in1タイプでもいいかなぁ〜と思っています。
いずれにしてもボロいZZ-Rに今更新品のマフラーを付けるのもバランスが悪いし、第一そんな予算もありませんので、ネットオークションなどでいい出物があればと思っているのですが...
最後に改めて今回のツーリングでお世話になりましたRIDER1052さん、himajinRIDER氏、KT503Rさんにお礼申し上げます。
本レポートの責任は全て私(らっこ屋)にあります。