Hangar No.21


RF-4E PHANTOM II
【LuftWaffe AG51 "Tactical Air Meet"】
(ESCI 1/72)

Roll Out  2024/03/24

▼実機について(ざっくり)

 F-4Eの機体にRF-4Cの偵察装備を取り付けた偵察型。152機が製造されています。
 アメリカ空軍では採用されず、生産機は全て外国(西ドイツ、イラン、イスラエル、日本、ギリシャ、トルコ)へ輸出されました。
 (出典:Wikipedia)

 本機は1978年6月に英空軍(RAF)ヴィルデンラート基地で開催されたTactical Air Meetに参加した西ドイツ空軍第51偵察航空団(AG51)所属機。
 ちなみにヴィルデンラード基地は英空軍基地ですが、西ドイツ国内にあります。
 当時は冷戦真っ只中、西ドイツ国内に多数の米軍、英軍が駐留していました。

画像をクリックすると大きな画像(800×450)がご覧いただけます。


    

    

 

▼製作ログ

 製作開始はまだ新潟県柏崎市に単身赴任していた2020年の5月。新型コロナ禍の非常事態宣言期間中で、GW中もウチに帰らず柏崎で「STAY HOME」していた時です。

 ブログでは、

 30数年前の1/72F-4のベストキットで、当時2機ほど作ったことがあり(うち1機は米軍F-4Eを「ファントム無頼」塗装にした)、この製品もおそらく当時買ったものですが、デカールの状態も良さそうだったので、これを作ることにしました。

と書いていますが、30数年前と言うより限りなく40年前に近い頃で、今は亡き池袋の「ホビースポットU」で買ったものです。

 ベストキットと言っても、ロングノーズのE・F・RF型だと機首側面のラムエアインテークの形状や簡素なコクピットなど今イチな部分もありますが、これは当時はどこのF-4でも同じようなものですし、何より凹モールドで作り易さはダントツでした。
 コクピットの出来で言えば、モノグラムのF-4(確かショートノーズしか出ていなかったはず)が異次元の超絶モールドでしたが、凸モールドなので作りませんでした(買ったものの行方不明)。

 昔作ったことがあるためか(上述のF-4Eの他にVX-4のど派手なF-4Jバイセンバード機は塗装で挫折)、特に組みにくいと思う部分はありませんでした。
 ※ちなみにF-4Jバイセンバード機はリベンジ用に後年もう一機買っています。

 気を遣ったのは機首の偵察窓部分で、内部はがらんどうですが、偵察窓が塗装で汚れないようにきっちりマスキングをしました。
 側面の偵察窓のクリアパーツは少しヒケがありますがそのままにしています。

 塗装は黒立ち上げにして、西ドイツ空軍機のスプリッター迷彩。退色している機体の写真が多いので、少し明度を上げた色を多少ムラが出るように塗装しました。

 特徴的なドロップタンクのファイヤーパターンは、キットのデカールは黒と黄なのですが、ネットで検索するとこのパターンの塗装は出てこないし、デカールを貼ってもフィットしなかったので、別売りデカールにもある赤と黄のパターンに変更。
 デカールを買う余裕が無かったので、ネットで拾ってきたパターンでマスキングしてそれらしく塗装。

  

 と言うより、パッケージアート自体この赤黄パターンなんですけど。

 引っ越しのバタバタで中間風防のパーツを紛失してしまったので、ジャンクボックスからパーツ(多分フジミ)を持ってきたのですが、ESCIとはぴったり合わないのでキャノピーは開状態で固定。
 そのため射出座席はクイックブースのレジン製シートに替えました。
 作業中、射出ハンドル(リング)を折ってしまったので手持ちのエッチング品に替えましたが、形状は少し違います。
 コックピット中が見えるようになったので、後席のパネル部分だけでも少し手をいれておけば良かった。

 偵察機なので翼下はドロップタンクのみ、内側パイロンも最初はキットのままで塗装したのですが、ミサイルランチャー取り付け用の切り欠き部分がプラモ感丸出しで気になったので、武装取り付け金具をデッチ上げで追加。

 前脚、主脚カバーは一体になっているものを切り離して接着するのですが、最近のキットのような取り付けダボが無く、接着代(しろ)もほとんど無いので、下面で見えないのをいいことに接着剤をはみ出し気味に接着。

 デカールはキットのものと、以前フジミのRF-4Eを米軍仕様で作った時に余っていた西ドイツ空軍機デカールを一部使用。
 胴体のタービン警戒ライン(赤)の一部が、クリア塗料を吹いた際に塗料の収縮でデカールが少し機体から浮いてしまったのは失敗。

 

 完成品リストへ

inserted by FC2 system